2024.12.17

Intern’s Column Part.2 - なぜ、この分野に興味をもったのか。【前編】 -

こんにちは、学生インターンのなおやです!

今回は、そもそも僕がなぜ生理について関心を持ったのかについて、お話したいと思います!

そもそも高校を卒業するまで。
僕には生理に触れる機会は殆どありませんでした。

小さい頃、生理について話す姉と母の間に僕が会話に入ろうとした時、叱られたのを覚えています。「生理ってその言葉を、外では絶対言っちゃダメだからね」と。

また、学校でも、生理について十分に学ぶ機会はありませんでした。

そうして、高校卒業時点で知っていたのはせいぜい、生理とは「月一で女性に起こるしんどい事」だということくらいでした。

———

しかし大学入学を機に、状況は大きく変化していきました。

友人から「今日、生理でしんどくてさ」と伝えられる経験を何度かしたのです。

男女比が大きく女性に偏り、オープンでリベラルな校風が背景にあったと思います。加えて、僕がジェンダー系の学生団体に所属していたのもあったと思います。

とにかく、話しちゃいけないはずの「生理」がごく自然に会話に出されて、僕はうろたえました。

生理がどんなものかは分からない。けれど、つらかったり痛かったり大変なのは知っていたので、友人として出来ることは何でもしてあげたいと思いました。

でも、

・自分は何をすべきなのか。

・どんな声をかけるべきなのか。

は何も分かりませんでした。

なぜなら

・自分に何が出来るのか。

・自分に何が言えるのか。

を知らなかったからです。

その時僕は大きな無力感を覚えました。

目の前の友人がつらい状態にいるにも関わらず、何も言えない、何も出来ないというその状況は、どうにも納得出来るものではありませんでした。

ケガをしていれば絆創膏を差し出せる。

熱があるなら、水分補給と十分な睡眠を促せる。

なのになんで、「生理」になった途端、僕は友達に何も言えないのだろう?

(もちろん、生理は「ケガ」でも「病気」でもないけれど)

こうした違和感・無力感に出会う度に、僕はその理由を考えました。そして社会に深く刻まれた、「生理のタブー視」という問題に出会いました。