2025.01.07
Intern’s Column Part.4 - スコットランドでの生理用品無償配布 -
こんにちは、スコットランドに留学中の学生インターン、なおやです!
今回は僕が今留学しているスコットランドの首都エディンバラでの、生理用品の無料配布についてご紹介します。
スコットランドは、世界で初めて生理用品を無償配布することを法律で定めた国だそうです。
ここでは国の法律で、地方自治体と教育機関は生理用品を無償で提供することが義務付けられています。
この法律では、生理用品は多様な種類が用意され、アクセスしやすく、個人の尊厳を守った形で設置されることも定められています。
そのため、大学のトイレにはそのほとんどに生理用品が設置されています。また、ナプキンに加えてタンポンもあり、それぞれ二種類ずつ、あわせて4つの選択肢が用意されています。
しかも、場所によってはジェンダーニュートラルトイレや、多目的トイレ、トイレの入り口前など、「女子トイレ」に入らなくても生理用品をもらえるような工夫がされている所もありました。
性自認が女性ではない生理を経験する人にも、配布の取り組みが届く工夫としてとても素敵だと思いました!
もちろん、状況は完全なものとは言えません。
連名で複数の学生団体が少なくとも建物に一か所、男性用トイレに生理用品を設置することを大学に求めています。
とはいえ、日本の生理を取り囲む現状とは、その法律からして大きく異なると思います。
そんな社会に日本も少しでも早く近づけたらなと思いました。
また、市の図書館には使い捨てナプキン・タンポンの他に月経カップや繰り返し使える布製のナプキンなど、さらに豊富な種類の生理用品が設置されていて驚きました。
図書館に設置された生理用品は、生理を経験する本人だけでなく「家族の誰かが生理を経験する人」でももらえるとの張り紙がありました。
細かいことではありますが、生理用品にアクセス出来る人の範囲を広げることは、本質的な目的である「生理の貧困解決」にとても重要な働きをしてくれると感じました。
【参考文献】
Free period products - Poverty and social justice - gov.scot
Tackling period poverty with free sanitary products – The City of Edinburgh Council
今回は僕が今留学しているスコットランドの首都エディンバラでの、生理用品の無料配布についてご紹介します。
スコットランドは、世界で初めて生理用品を無償配布することを法律で定めた国だそうです。
ここでは国の法律で、地方自治体と教育機関は生理用品を無償で提供することが義務付けられています。
この法律では、生理用品は多様な種類が用意され、アクセスしやすく、個人の尊厳を守った形で設置されることも定められています。
そのため、大学のトイレにはそのほとんどに生理用品が設置されています。また、ナプキンに加えてタンポンもあり、それぞれ二種類ずつ、あわせて4つの選択肢が用意されています。
しかも、場所によってはジェンダーニュートラルトイレや、多目的トイレ、トイレの入り口前など、「女子トイレ」に入らなくても生理用品をもらえるような工夫がされている所もありました。
性自認が女性ではない生理を経験する人にも、配布の取り組みが届く工夫としてとても素敵だと思いました!
もちろん、状況は完全なものとは言えません。
連名で複数の学生団体が少なくとも建物に一か所、男性用トイレに生理用品を設置することを大学に求めています。
とはいえ、日本の生理を取り囲む現状とは、その法律からして大きく異なると思います。
そんな社会に日本も少しでも早く近づけたらなと思いました。
また、市の図書館には使い捨てナプキン・タンポンの他に月経カップや繰り返し使える布製のナプキンなど、さらに豊富な種類の生理用品が設置されていて驚きました。
図書館に設置された生理用品は、生理を経験する本人だけでなく「家族の誰かが生理を経験する人」でももらえるとの張り紙がありました。
細かいことではありますが、生理用品にアクセス出来る人の範囲を広げることは、本質的な目的である「生理の貧困解決」にとても重要な働きをしてくれると感じました。
【参考文献】
Free period products - Poverty and social justice - gov.scot
Tackling period poverty with free sanitary products – The City of Edinburgh Council